恐山山地単独一周 - sakai

2/26(日)-28(火)に恐山山地に行きました。当初の計画は、釜臥山から大尽、朝比奈を経て薬研、その後に燧ケ岳を経由して風間浦の縦断でした。しかし、一人で一切を担いで行くには遠すぎました。結果は一周になってしまいましたが、ここしばらく味わうことのなかった充実感がありました。この山行の送り迎えや貴重なアドバイスをいただいたTさんにどれだけ感謝してもたりません。
2/26釜臥スキー場から頂上付近を経て屏風山ヒュッテ
朝方は晴れていたが、登り始めると天気は悪くなりはじめ湿った雪が降った。当初は大尽山の西まで行く予定だったが、変更して屏風山ヒュッテ泊
2/27夜明け前に出発。林道を少し戻って北国山北面をトラバース。ヒノキの樹林帯で視界が利かず、最初から厳しい山行になった。尾根に出るとブナ林となり大尽山の基部を抜けて、頂上へは西の尾根をたどって山頂着。展望は素晴らしい。四方が海で、北海道の渡島駒ヶ岳、室蘭岳なども指呼のうちだった。時間がかかりすぎてしまったので、少しあせりがでてきた。ここからはずっとブナ林の広い尾根をたどる。円山を下ったところで日没。あわててテントを張る。
2/28 昨日と同じ夜明け前に出発。時間が足りないので陸奥に下りることに変更し、とりあえずテントをそのままにして、朝比奈岳を空荷でピストン。地図より痩せていて小さな上り下りが3つばかり。思いのほか時間がかかる。テントに戻り、広い尾根をたどって、昨年沢登りで行った釜の沢の終了点にでる。これまで、人っ子ひとり逢わない長い行動だったので、林道に出たときは生きて帰った喜びみたいな感覚になった。しかし、この最終日のクライマックスはこれからだった。ここからは林道を忠実にたどるだけだったが、ここから終了点まで延々6時間かかった。靴擦れの激痛に耐えながらの6時間は、想像を絶するものだった。
でも、青森でよい想い出づくりができました。
写真は大尽山頂上からの展望です。
2017/03/04 (Sat) 11:12:53
上記スレッドに返信投稿します